函館市内で看板が落下、通行人が軽傷

 10月10日午前10時46分、北海道函館市本町にある雑居ビル外壁の看板が、高さ約6mの位置から落下したと110番通報があった。歩道を歩いていた20代女性の左ひじと左わき腹に看板が接触。女性は軽傷だった。
 落下したのは建物に入居する飲食店の看板で、上部のスポットライト3灯で照らされた外照式だった。適用除外に該当する物件のため、屋外広告物申請はされていなかった。函館中央署は、強風や腐食の影響で落ちたとみて、詳しい原因を調べている。
 函館市の屋外広告物担当者によると、同市は6〜11月の間(冬季以外)に、小学生の通学路を中心にエリアを定め、屋外広告物パトロールを実施。9月のパトロールで、当該看板はルートに入っていたという。「目視だけでは分からなかった部分もあった。今後のパトロールでも生かせるよう、屋外広告物の安全管理を促す文書を、広告物の表示者に送付している」と語る。
 地元の函館屋外広告業協同組合は、安全管理を促す文書に加え、各事故を取り上げた新聞記事を組合員に送付、注意喚起している。
 取材内容は総合報道2022年10月25日号に掲載している。

(写真は函館市都市建設部 まちづくり景観課撮影)

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