【KSD】海外製マルチカッティングマシン2機種を国内発売
産業用大型プリンター、インクジェットメディア、フレームの販売などを手掛けるケー・エス・ディ㈱は、海外製のマルチカッティングマシン「JP2516」と「SHARPCUT」の2機種を9月から販売している。
「JP2516」は、韓国製マルチカッティングマシンで、性能面で妥協することなく、コストパフォーマンスを追求した製品。最大切削速度は1200㎜/s、最大印刷厚50㎜、テーブルサイズは2.5×1.6m(その他サイズも用意)。
ドイツ製高精度CCDカメラを搭載し、長時間の生産にも耐える高水準設計で、様々なRIP・デザインソフトと互換性もある。自動供給装置(オプション)を使い、作業の効率化を図ることも可能だ。
もう一機種は、米・COLEX社の「SHARPCUT」。高強度のフレームを採用した高い耐久性と安定性を達成したハイエンド機で、最大切削速度2032㎜/sでスピードと仕上がりを両立している。
6カ所のバキュームエリアを個別制御可能、10.2kwの高バキュームで材料の動きを最小限に留める。また、強力な粉塵除去装置を搭載し、周囲の印刷加工物への影響も小さい。テーブルサイズは1.7×1.7m、1.7×3.2m、3.2×3.2mの3タイプを用意。最大材料厚は63㎜まで対応する。
価格はいずれもオープン。同社担当者は、「現在国内に流通する高性能なマルチカッティングマシンは高価で、導入に二の足を踏んでいる企業も多い。今回発売した2機種は、いずれも性能面でハイエンド機と同等、またはそれ以上で、コストメリットを感じられる価格設定にしている。協力会社によるサポート体制も整っている。補助金の活用等にも適した製品なので、検討中の方は是非実機を見て欲しい」と話している。