【ブラザー工業】サイン・ディスプレイ向けのラテックスIJPを開発

 ブラザー工業㈱は、屋外広告、各種ポスター、インテリアデコレーションなどのサイン・ディスプレイ用途向けのラテックスワイドフォーマットプリンター「WF1-L640」を開発。今後、同製品の発売に向けて、展示会への参考出品などを行っていくとしている。
 同製品は、布に印刷するガーメントプリンターの開発などで培ってきたインクとプリントヘッドの自社技術を生かして新たな領域に挑戦する製品。新開発のラテックスインクは、広い色域を実現し、表現豊かな発色を実現しながら、屋外での広告物などに使える高い耐候性を持つとともに、水性インクであるため環境に優しく、飲食店や教育機関、医療機関などでも安心して使うことができる。
 今後は、5月にドイツ・ミュンヘンで開催予定のスクリーン印刷およびデジタル印刷業界向けの展示会「FESPA」、3月に開催される「新世紀GPXサイバーフォーミュラ World Tour Exhibition名古屋GP」への出展を検討しているほか、様々な機会を通じて製品の認知拡大を進めるとともに、顧客とのコミュニケーションを進めながら市場への投入を目指すとしている。
 なお、本製品は、ローランド ディー .ジー.㈱より RIP(Raster Image Processor)ソフトの提供を受けている。市場投入の時期、価格については、今後、決定次第発表する予定だ。

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