亀戸で看板が落下、寒波による強風が原因か
1月24日、東京都江東区の交差点で、ビルの外壁に設置されていた看板が落下。けが人および物損は無かった。
同日午後8時すぎ、亀戸四丁目交差点のビルの壁面から看板が落下したと、警察および広告主である近隣のスポーツ施設に地元住民から通報があった。
落下したのは、ビルの3階部分の高さに設置されていたL字形の媒体のうち横幅が長い面で、サイズはH3000×W5900mm、重さは約120kg。また当該の看板が落下したことで、もともと壁面に取り付けられていた広告幕が露出した。
当日は10年に一度といわれる強烈な寒波の影響で、都内では夕方から風が強まり、8時台は最大瞬間風速が20mを超えていた。
落下の前後に現地を通過した近隣住民によれば、8時ごろには異変は無かったが、8時半すぎに戻ってきた際には落下しており、警察と広告主の担当者が初期対応に当たっていた。また別の近隣住民によると、幅が短い面(約W3000mm)は落下を免れたが、併せて撤去されたという。
自家用広告物ではなく、表示面積も10平方m超だが、許可申請は出されていなかった。
区は広告主および広告管理会社に聞き取りを実施。また2月14日付で、現在許可中の全ての広告主に対して安全性を確保するよう文書で注意喚起を発出した。
※取材内容は総合報道2023年2月25日号に掲載
(写真は落下直後の様子/近隣住民提供、ぼかし等は編集部による加工)