【静岡市】静岡市屋外広告物安全点検ガイドラインを市のWebサイト上で公開。関係者の立場や役割を明確化

　静岡市はこのほど、「静岡市屋外広告物安全点検ガイドライン」を市の公式サイト上で公開した。
　同市は近年の屋外広告物を取り巻く状況を踏まえ、2019年3月に屋外広告物条例の一部を改正。屋外広告物の安全点検の見直しを行うなど安全管理を強化している。ガイドラインは、屋外広告物の管理に欠かせない「点検」に関する考え方や点検ポイント、劣化に対する対処などをまとめたもの。近年、老朽化などによる屋外広告物の落下事故が全国的に多発、屋外広告物の安全性の確保が問題になっている。市では、こうした事態を防ぐため、ガイドラインを参考に、日常的・定期的な点検を依頼している。なお、制作にあたっては（公社）静岡県屋外広告協会が協力。アートディレクターを奈良間茂氏、イラストを武田秀雄氏がそれぞれ担当した。
　ガイドラインは全92頁。第1章「屋外広告物の安全点検制度」、第2章「安全点検のポイント、第3章「点検報告事例」で構成。参考資料として申請添付書類や静岡市の規制地域の確認方法、工作物確認証明書、点検・保守契約書――など。内容は各種事例写真やイラストを多数掲載したのが特長。また、点検項目について、講習会のテキスト上では看板部位ごとの評価をB・C・Dの事例写真をそれぞれ掲載しているが、市のガイドラインでは基礎部・上部構造、支持部、取付部、広告板、照明装置など点検各部位の良好・不良な状態を例示している。

　ガイドラインの詳細は下記まで。
　https://www.city.shizuoka.lg.jp/726_000204.html