【日本交通文化協会】大型ステンドグラスのパブリックアート「Our New World」を制作、東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅構内に7月15日から常設
(公財)日本交通文化協会は、森ビル㈱、(公財)メトロ文化財団の協賛のもと、大型ステンドグラスのパブリックアート「Our New World (Toranomon)」を制作、東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅の地下2階 改札内コンコースに7月15日から常設した。
このパブリックアートは、アーティストの清川 あさみ氏が原画・制作監修を務めた。同氏が今までに訪れた世界中の都市や新しい虎ノ門エリアの風景を集め、誰も見たことのない新たな都市を創造。見る角度によって見え方が変わる効果を取り入れることで、無数のイメージからなるそれぞれの都市の歴史や文化の多様性とその重なりが浮かび上がる。
製作は同氏が約2カ月かけ、原画の段階からアイデアを出しながら監修。鉛桟を使わない「視覚的に動きを感じる新しいステンドグラスの在り方」について試作を重ね制作、静岡県熱海市のクレアーレ熱海ゆがわら工房の7人のステンドグラス職人が約8カ月かけて製作した。縦約2.7m×横約6.0mの大きさでガラスは全243種類、3,351ピースを使用したほか、加えてステンドグラスの上に見る角度によって見え方が変わるレンチキュラー効果の高いレンズの型ガラスを重ね、立体感や動きを出した。
クレアーレでは面積あたりで使用したガラスのピース数は過去最多で複層型のステンドグラス作品は初めてだという。なお、同作品は日本交通文化協会が手掛けるパブリックアートとして557作品目となる。