【日立製作所】通天閣の屋外広告看板をリニューアル。9月22日から点灯を開始
㈱日立製作所(以下日立)は9月22日、通天閣観光㈱が運営する通天閣の屋外広告看板をリニューアル、点灯を開始した。
日立は、通天閣が再建された翌年の1957年7月から屋外広告の掲出をスタート。5~6年ごとにリニューアルしており、今回で14回目となる。
今回のリニューアルは、これまで使用してきたネオン管から省エネ・長寿命により、環境負荷の低いLEDを全面に採用したのが特長。また、日本国内はもとより、海外からの観光客など通行量の多い南面はLEDサイネージビジョン(高さ約32✕横幅約3.2m)に変更。動きを取り入れた表示や情報を発信。文字をスクロール表示できるため、文字数制限のない発信が可能にするなど多言語表示にも対応している。
さらに以前、東面に設置していたタワー上部の大時計が南面に移動。時計(アナログ、デジタル)、温度・湿度のほか、大型サイネージと連動した映像を放映している。このほか、塔頂部および展望屋根、三角面にイルミネーションを施したほか、タワー本体のベースから塔頂に向かってライトアップ。年間を通じ、春夏秋冬の季節感や正月、クリスマスなどシーズンイベントのイメージカラーで演出していく。
初代通天閣は昨年7月3日に誕生110周年を迎えた。今後は通天閣のある大阪・新世界を訪問する国内外の観光客だけでなく、 各メディアやSNSなどを通じて世界の人々に情報発信していきたい考えだ。
屋外広告看板の概要は下記の通り。
▽所在地/大阪市浪速区恵美須東1-18-6▽総合プロデュース・企画・運営管理/㈱日立製作所 グローバルブランドコミュニケーション本部、㈱日立製作所 関西支社▽設計・現場施工管理/㈱竹中工務店▽設計・施工品質管理/㈱日立ビルシステム▽施工・デザイン/大阪クロード㈱
▽表示面サイズ/東面:約H23×約W3.4m(広告面:HITACHI)、西面:約H20✕W3.2m(同:通天閣)、南面:約H32✕W約3.2m(同:社会イノベーションの日立。これ以外にも日立のブランドメッセージやトピックス、通天閣との連携によるメッセージなどを発信=和文、英文、中文など)、北面:約H36✕W約3.1m(同:社会に貢献する日立)▽LED総数/40万1292個▽ライトアップ照明数/96台(1カ所24台✕4カ所)▽消費電力量/約3108kWh
(写真は点灯式当日限定のライティングショー)