【日本交通文化協会】上野駅にて「交通総合文化展2023」開催

【日本交通文化協会】上野駅にて「交通総合文化展2023」開催

 (公財)日本交通文化協会(滝久雄理事長)は10月20日から25日まで、「交通総合文化展2023」をJR上野駅中央改札口外グランドコンコースにて開催した。

 同展は「鉄道の日」実行委員会との共催で、駅を舞台に日本の芸術・文化と観光振興を狙う。1954年に始まり、今年で70回を迎えるが、もともとは交通事業に携わる人々が安全確保などで常に緊張状態にあることを憂い、文化的交流をもってそのストレスを和らげ、応援することを目的として開かれた。その門戸も、2001年からは応募資格者を一般まで広げ、より大衆に開かれた公募展となった。
 募集作品とテーマは①写真部門「日本の交通」、または「新しい観光地」 ②俳句部門「日本の鉄道、日本の良さを表現したもの」。
 写真部門・国土交通大臣賞は末廣周三さんの「ガブリ競演」。
 俳句部門・(公財)日本交通文化協会理事長賞は髙梨純一さんの「どこまでもレールがあった遠い夏」が選ばれた。
 パネルには同協会の活動内容紹介や、著名な日本画・洋画・書家の集い「溯瀧会 (さくりょうかい)」の作品群も並び、老若男女多くの人々が足を止め作品に見入った。
 また同協会はパブリックアートの普及にも力を入れ、16年からは招待作家がこの展示のために制作した作品を並べている。
【詳しい取材内容は総合報道2023年●月●日号に掲載】

【日本交通文化協会】上野駅にて「交通総合文化展2023」開催

鉄道人のために始まった芸術展だが、車両写真や従事者のポートレートにとどまらず、日本各地へ出かけたくなる観光促進的な写真も集まった。

【日本交通文化協会】上野駅にて「交通総合文化展2023」開催

今年の招待作家・本郷芳哉さんのステンドグラス作品『inside-outside』

【日本交通文化協会】上野駅にて「交通総合文化展2023」開催

同協会の推奨する「1%フォー・アート」を説明するパネル

 

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