【Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」】ビル壁に100㎡の幽助出現、サーチライトの霊丸を発射 話題の広告をOOHプロデュース担当者に聞く
昨年12月、渋谷に100㎡の浦飯幽助が出現。指から放たれる霊丸で対峙する戸愚呂弟を撃ち抜く屋外広告が話題を呼んだ——。
Netflix（同）は12月14日〜27日、渋谷区宇田川町のビル2棟を用い、同社配信の実写ドラマ版『幽☆遊☆白書』の屋外広告を掲出した。
この広告は、渋谷三葉ビル壁面に主人公の浦飯幽助（演：北村匠海さん）の壁面広告を掲出。彼の指先が位置するバルコニーにサーチライト3基を設置。これを照射することで指から放たれる霊丸を演出した。加えて対面の横田ビル屋上に戸愚呂弟（演：綾野剛さん）のビジュアルを掲出し、霊丸に撃ち抜かれる様子を表現した。
今回はOOHプロデュースを担当した㈱メディアコンシェルジュ代表取締役・大谷昭徳氏に、掲出場所や媒体選定の方法、苦労した点やアイデアが生まれたストーリーを聞いた。
掲出場所、媒体選定の方法は
「経験値からある程度のアタリをつけて、グーグルマップストリートビューで確認し、条件が良さそうであれば実際に現地に足を運び、最終的に同所と宇田川交番近くの2カ所に絞った。決め手になったのは ①カンプに起こしてみたら成功イメージはこちらの方が湧いた ②背景が空のため暗くサーチライトが見えやすかった ③渋谷三葉ビルのバルコニーにサーチライトが置けそうだった——。広告が窓をふさぐという点は、消防突入口は抜き、はめ殺しの窓はオーナーの許可を得て解決した」
一番苦労したポイントは
「サーチライトは選定から設置までとにかく苦労した。背景が暗くないと見えにくい上、良い感じに対峙しているビルの選定、サーチライト投影に関する自治体への事前確認など、課題がたくさんあった。テストすると、1基のサーチライトでは霊丸が細かったため、真下から見たとき太くなるようにオリオン座の３つの星のように3基に追加し並べた」
アイデアが生まれたきっかけは
「幽助が戸愚呂弟に放つ霊丸が見せ場である作品なので、そのシーンをOOHにと企画チームがアイデアを考えた。・・・
