【TOPPAN】「デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS」を新設

 TOPPANホールディングス㈱のグループ会社であるTOPPAN㈱は、デジタル技術を活用した新しい文化財の鑑賞体験を提案する施設「デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS」(コイシカワ クロス)を7月3日、TOPPAN小石川本社ビル地下1階に開設した。
 同施設はデジタル文化財活用を目指す文化財ホルダーや自治体・企業等の共創パートナーに向けて運用を開始するが、10月より週末限定で一般公開を行う。TOPPANは、印刷テクノロジーで培った高度な技術を活用し、人類のかけがえのない資産である文化財のデジタルアーカイブに取り組み、それらのデータを基に製作したコンテンツを「デジタル文化財」として、公開してきた。
 同施設では、全長20m、高さ5mの大型LEDカーブビジョンやインタラクティブな操作体験ができる文化財鑑賞システム、壁面と床面へのイマーシブ映像投影も可能な110㎡の企画展示スペースなどを駆使し、超高精細VR映像をはじめとするデジタル文化財コンテンツを紹介。文化財の魅力やストーリーをより楽しめる鑑賞体験の提供を通じて、新たなデジタル文化財の価値を共創するためのパートナーシップ構築に取り組む。
(トップ写真:デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®VR THEATER 🄫TOPPAN Inc.)

①GATE
デジタル文化財ミュージアムのプロローグとして、鳥居型のLEDビジョンがゲストを迎える。デジタルアーカイブの出発点を表現した光の粒子がミュージアム内へ導く。

デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®GATE
🄫TOPPAN Inc.

②VR THEATER
全長20m、高さ5mの大型LEDカーブビジョンに描画された16K超高精細VR映像が、圧倒的な臨場感で文化財への没入体験を提供。国内外さまざまな文化財の魅力やストーリーをデジタル文化財ナビゲーターが案内する。

VR作品『金峯山寺』製作協力:金峯山修験本宗総本山 金峯山寺製作著作:TOPPAN㈱本尊の蔵王権現は秘仏のため特別御開帳期間(不定期)以外は非公開

③GALLERY
文化財の色や形を精緻に記録したデジタルアーカイブを活用し、多様な鑑賞体験をご紹介するギャラリー。大型ディスプレイと連動したインタラクティブな文化財鑑賞システムや高品位複製など、さまざまな形のデジタル文化財を展示している。

デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®GALLERY
🄫TOPPAN Inc.

④EXHIBITION ROOM
デジタル文化財の最新プロジェクトを紹介する110㎡の企画展示スペース。壁面と床面へのイマーシブ映像投影や失われた文化財の推定復元作品などの特別展示を行う。

デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS®EXHIBITION ROOM
伊藤若冲「釈迦十六羅漢図屏風」デジタル推定復元制作 TOPPAN㈱監修 山下裕二(明治学院大学教授) 荒井経(東京藝術大学教授)
🄫TOPPAN Inc.

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