【東京都】屋外広告物の点検強化促進 専門業者による点検が必要な項目も

令和6年度第2回東京都広告物審議会_点検表

 東京都の屋外広告物許可の継続・変更の際に必要な点検が強化される。点検時期を明確化し、点検箇所・項目を具体的に提示。また点検評価区分を3段階に変更し、異常・改善の記載を義務付ける。さらに報告書への写真添付を明確化し、点検報告書自体の名称も変更する。規則交付は今年3月、施行は令和8年度の予定だ。
 都は2024年12月17日から、「令和6年度第2回東京都広告物審議会」を開催。「屋外広告物の点検強化の促進について」を議事とし、第1回審議会から、より具体化した内容となった。
 改正のポイントは次の5点。
1 点検時期を明確化  これまで「規定なし」だったが「申請前3カ月以内に実施」とする。
2 点検箇所・項目を具体的に提示  これまで点検項目は「6項目」だったが「6箇所18項目」に具体化。
3 点検評価区分の変更(3段階)と異常・改善の記載  これまでの「2段階(異常の有・無)」から「3段階(良好・経過観察・要改善)」に。
4 報告書への写真添付を明確化  これまでは、3カ月以内に撮影されたカラー写真(運用)。改正後は点検後の広告物の全景と広告表示面を撮影したカラー写真と、点検結果が「要改善」の場合、異常のあった箇所の補修前後のカラー写真を義務付ける。
5 点検報告書の名称を変更 「屋外広告物〝自己点検〟報告書」から「屋外広告物〝安全点検〟報告書」に変更。

取材内容の詳細は総合報道2025年1月5日号に掲載しています

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