【モリサワ】伝統の「甲子園文字」を受け継いだ『甲子園フォント』お披露目式を開催

阪神電気鉄道㈱が運営する阪神甲子園球場と㈱モリサワによる100周年記念共同プロジェクト『甲子園フォント』のお披露目式が、2月27日に阪神甲子園球場で開催された。
同プロジェクトは、阪神甲子園球場が大切に受け継いできた「甲子園文字」を、文字のプロフェッショナルとして歴史を紡いできたモリサワが、現代の実用に即した『甲子園フォント』として制作したもの。これまで甲子園文字は職員の手で作成され、人の手で継承されてきたが、甲子園フォントの制作により、デジタル表示における甲子園文字が完成形となることで、安定的に受け継いでいくことが可能となる。
制作にあたっては、縦画が太くコントラストの高いデザイン、筆の勢いを感じさせる「はらい」や「打ち込み」といった手書きの甲子園文字の特徴を洗い出した。こうした甲子園文字の筆書きのニュアンスを取り入れながら、太みや文字サイズなどの調整を行って、ビジョンに表示された時も視認性を確保した明朝体として制作した。甲子園フォントは3月4日のオープン戦(阪神タイガース対中日ドラゴンズ)から同球場のスコアボードで使用を開始する。