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【大阪メトロ アドエラ】ファブリックに2.5Dプリントの広告を掲出

 ㈱大阪メトロ アドエラは2月10日から3月12日までの約1カ月間、ファブリック生地に2.5D印刷を施した広告を掲出した。
 場所は御堂筋線梅田駅上りホームで、約2年前からファブリックサインシステムの実証実験として設置されているベゼルレスLED電照看板。
 今回、㈱ミマキエンジニアリングが広告主となり、同社のUVインクジェットプリンター「UCJV330」を使用し、「オノマトペ」をコンセプトに“美味しさ”や“気持ち”もプリントすることを訴求した。
 掲出期間中は、通常長期掲出で使われる広告枠の新しい活用方法として、毎日交換する取り組みへのチャレンジや、デザインに合わせてLEDを調光し、ファブリック広告の有効な見せ方の実証実験も展開。月曜日から木曜日では、食材のシズル感を表現したビジュアルで、金曜日から週末にかけては完成したパフェの絵柄を掲出した。バレンタイン期間中の2月13日から16日には、特別にハートのクリエイティブを用意。ビジュアルに使用された写真は、インスタグラマーのRyoTracks氏が担当した。
 広告は、ファブリック生地に「UCJV330」による積層印刷で2.5Dを表現。これはOOHの新しい印刷物を研究・開発する㈱SO-KENの特殊データ処理技術を採用している。出力はファブリックプリントに注力する㈱ニシマツテントが実施。「UCJV330」で特殊なグロス効果を駆使し、ファブリックの伸びまで計算した出力・加工を行った。
 大阪メトロ アドエラの担当者は、「広告と作品が合わさったクリエイティブとなった。意匠変更が容易なファブリックサインシステムであることから、施工会社の協力を得て、毎日ビジュアル変更が可能であることも確認できた。非常に手ごたえを感じており、新年度からベゼルレスLED電照看板を正式に売り出す予定」と話している。

透明インクの積層で文言を浮かび上がらせている。

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