原生花園駅の駅名標が落下 部材腐食と強風が原因か

原生花園駅の駅名標が落下 部材腐食と強風が原因か

 3月26日午後5時半ごろ、JR北海道 釧網本線 原生花園駅(北海道斜里郡小清水町字浜小清水)の駅名標が風で飛ばされ、線路と国道の間に落下した。
 JR北海道釧路支社は、市民から「20分ほど前に駅名標が飛ばされるところを目撃した」と連絡を受け、落下物を確認。その後、原生花園駅の駅名標の緊急点検を行い、そのほかに落下の恐れがないこと、けが人がいないことも確認した。
 落下物は、サイズH900×W1200×D4mm、重量約4kg、ポリカーボネート板。設置してあった高さは、地盤から概ね2.0m(駅名標中心)。鋼材(柱はガス管、取付部は平鋼)に六角ボルト、ナットで取り付けられていた。
 落下原因は部材腐食および強風のためと考えられている。部材毎の財産管理をしていないため、設置から経過年月は不明。
 原生花園駅は春から秋にかけて開業する臨時駅であり、今年度は4月25日~10月31日の期間のみ営業予定だった。

【同社が行った緊急点検の詳細、業界関係者が分析した原因や対策は、総合報道2025年4月15日号に掲載】

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