【厚労省】クールワークキャンペーン開始、熱中症予防を啓発
厚生労働省は、職場の熱中症予防を徹底するため、労働災害防止団体などと連携し、5月から9月まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施する。
同キャンペーンは、労働災害防止団体などと連携し、事業場への熱中症予防に関する周知・啓発を行う取組。今年は、場所を問わずアクセスして学べる、熱中症予防のためのオンライン教育用ツールを拡充するとしている。
また、熱中症を発生させないために必要な「WBGT値の実測とその結果を踏まえた対策の実施」、熱中症を重症化させないために重要な「熱中症が疑われる場合における適切かつ速やかな対応」について重点的に呼びかける。
昨年の死傷災害発生状況(速報値)では、死亡を含む休業4日以上の死傷者数は919人、うち死亡者数は19人。業種別にみると、死傷者数については、全体の4割強が建設業と製造業で発生しています。また、死亡者数は、「製造業」「建設業」「清掃・と畜業」の順に多く、被災者の救急搬送が遅れた事例が含まれている。このほか、入職直後や夏休み明けで熱順化が十分でないとみられる事例や、WBGT値を実測せず、WBGT基準値に応じた措置が講じられていなかった事例なども見られているという。
クールワークキャンペーンの実施概要は下記リンクから
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000746678.pdf