【リンテックサインシステム】D.I.S.サテライト会を実施、抗菌・抗ウイルスフィルムほか最新の製品群を披露

　リンテック㈱、リンテックサインシステム㈱主催の「第27回D.I.S.サテライト会」が、3月11日、12日の２日間、東京・リンテックサインシステム中野ショールームで開催された。今回は感染症対策のため、３回に分けて実施。
　冒頭、リンテックサインシステム㈱の小島一仁社長は、「屋外のサイン・ディスプレイが減少する中、伸びているのがインテリアへのデジタルプリント。そのパイオニアとして、一層広範にアピールしたいと思っている」と挨拶。
　続いて、リンテック㈱産業工材事業部門建装材営業部・城阪貴氏が、新製品の紹介と現在の取り組みを講演。SIAAマークを取得しした特殊粘着フィルム「LAGプロテクト　抗ウイルスフィルム」の詳細を解説したほか、機能表示シールを同グループで発行することも発表した。
　このほか、「LAGジェット」から、SDGsに対応するリサイクル高透明PETフィルムを準備中であることや、抗菌・抗ウイルスラミネートフィルムを使用した屋外５年保証製品の防火認定申請も進めていることを明かした。
　リンテックサインシステム㈱DS営業部・松井一成氏からは、㈱サビアとの業務提携による高精細スキャニングとデジタルプリントのサービス開始や、東洋美術印刷㈱とコラボし、アートギャラリー「ii-Crossing」を東京・飯田橋にオープンしたことを報告。防火認定を取得した内装用化粧シート「ウオルコスSO」、車両ラッピング用IJメディア「グラフィカルVPG-１HS5」、白色度を向上させたデジタルプリント壁紙「プリンテリアSO1」など多彩な新製品を解説した。
　事業企画マーケティング部・村岡崇明氏は、同社製品が採用された全国の実績を紹介した。
　その後、リコージャパン㈱産業ソリューション事業本部PP事業部IJ事業推進室WF販売グループ・岡祐志氏が、今月３日に発表したラテックスインク搭載大判IJP「RICOH Pro L5160e／5130e」を紹介。デモを通じて標準毎時25㎡の生産性をPR。
　最後に、インテリア文化研究所・本田榮二氏が、「フリース壁紙とデジタルプリント」のテーマで講演。コロナ禍に合わせ、かつて欧州で猛威を振るったペストと壁紙の関わりから、日本と欧米における壁紙の違いを様々な側面から解説。国内でデジタルプリント壁紙を普及させるには、フリース（不織布）壁紙の導入が不可欠であることを説いた。