【乃村工藝社】「ソーシャルグッド」の全社活動をスタート

　㈱乃村工藝社は7月29日、持続可能な社会を実現するため、顕在化する社会課題に貢献する「社会益」と、企業としての「事業益」をクリエイティビティにより両立し、幸せなインパクトを生み出す「ソーシャルグッド」の活動をグループ全体でスタートさせることを発表した。

　2021年3月には、コンサルティングからプロジェクト立ち上げまで事業活動を牽引するソーシャルグッド戦略室を発足。また、2021年７月5日から8日の4日間をかけて社外パートナーとともに乃村工藝社グループのソーシャルグッド事例を発表する「ソーシャルグッドウィーク2021」を開催し、ナレッジとビジョンを共有した。同社グループのオウンドメディア「nomlog（ノムログ）」では全プログラムをレポートし、順次公開していく。（写真︓宮崎県日南市とのライブ中継対談）

　乃村工藝社の経営理念「人間尊重」「豊かな人間環境づくりに貢献する」に基づき、同社グループのソーシャルグッド活動では、「環境」「地域」「文化」「人」の4つのテーマを複合しながら、空間とそこで過ごす人びとを起点にしたヒューマンスケールで社会貢献にアプローチする。

　具体的な取り組みとしては、顧客の事業を通してソーシャルグッドを進める事業と、自社による投資や社外組織と共創し進める事業、2 つの領域で複数の施策を同時展開。一例として、ソーシャルグッドに関する社員一人ひとりの意識を高め、「新しい価値の創造」に挑戦するマインドを育んでいくことを目的に、今後、ソーシャルグッドな事業アイディアを社内募集し具体化するインキュベーションプログラムを開催を予定している。