【国交省】第5回 建設業の一人親方問題に関する検討会を開催
国土交通省は9月2日、第5回 建設業の一人親方問題に関する検討会を開催。中央合同庁舎で実施したが、同省以外のメンバーはWEB会議方式で参加した。
同検討会は、社会保険加入・働き方改革規制逃れを目的とした一人親方化対策、一人親方の処遇改善対策などに関して実効性ある施策を検討するもの。
国交省の不動産・建設経済局・美濃芳郎審議官は「若い方々などが安心して建設業に入ってこられる、また担い手の方々が安心して働けるような、クリーンな雇用・請負関係の建設業界に変えていくことが求められている」と議論を進めた。
第5回検討会では、3月に公表された中間取りまとめ後の検討事項について議論。一人親方への対応案や、適正な一人親方への目安の案などについて、今後のスケジュールについて議題とした。同検討会を踏まえ、令和3年度中に、適正一人親方の目安や働き方の自己診断チェックリストなどを記載したリーフレットを改訂・発行する。
今後は、令和3年度内に第6回を開催。社会保険加入に関する下請指導ガイドラインの改訂案提示などを行う予定。