宮城県岩沼市で看板が落下、自転車1台が破損
9月6日午後0時半ごろ、宮城県岩沼市内にある商業施設「みやぎ生協岩沼店」の、外壁に設置されたテナントの看板が外れて、約4m下に落下。自転車置き場にあった自転車1台が破損。けが人はいなかった。
看板のサイズはW3410×H2000×D260mmで、重量は約80kg。主要構造部はスチールで、スポットライト2灯で照らしていた外照式。二液性アンカーで取り付けられていた。
当時、約4km離れた仙台空港のアメダスでは、平均10m前後のやや強い風が吹いていたという。
本紙が生協および看板の占有者であるテナントに取材したところ、両社は落下原因を調査中。また看板は条例に基づき点検、安全管理していた。
県は9月12日、屋外広告業登録業者と市町村を所管する各土木事務所に注意喚起の文書を発送。また同日宮広美は、組合員に「県内発生の看板落下事故と危険防止への注意喚起について」の文書を送付した。
地元の業界関係者は「設置当時の状況、事情は多々あったと推測するが、ALCの外壁へ看板をあと施工する際は、その方法や顧客との折衝など、慎重に考慮しなくてはならないと改めて気が引き締まる」と語る。
看板の詳細や関係者への取材内容などは総合報道2022年10月5日号に掲載している。