柏市で大型看板落下 6月初旬の大雨が引き金か
6月16日午後0時30分ごろ、千葉県柏市・JR柏駅近くのビルに設置されていた看板が落下。けが人、物損はなかった。
落下したのは、インターネットカフェの外壁に設置されていた看板。ビルの2階部分に、壁から浮かして湾曲する形で取り付けられていた外照式だった。設置から15年以上経過しているとみられる。
付近の人は「6月初旬の週末に大雨が降り、向かって左側面の看板が落ちていた。鉄骨の腐食も見え、側面がなくなり風が裏から回り込むから危ないと思った」「看板の一部がブラブラして落ちそうになっていた」と話す。
看板の持ち主である同店舗は「普段から安全管理・定期点検を実施していた。荒天以前には、問題はないように見えた」とし、「同月に看板の修繕工事を行う日程が決まっており、協力会社に現地確認をしてもらい協議の上、工事までの期間は安全対策としてコーンを設置。立ち入りの制限を行っていた」と語る。
同店舗では落下後に緊急点検を行い、現在のところ問題はないが設置年が古いと思われる部分を撤去した。
(写真は落下後の現場、19日撮影)
※行政担当者、業界関係者、店舗担当者の声など取材内容の詳細は新聞「総合報道」2023年6月25日号に掲載