【静岡市】静岡市屋外広告物ガイドライン「つくりかた編」をウェブで公開

静岡市屋外広告物ガイドライン ②つくりかた編

 静岡市はこのほど、「静岡市屋外広告物ガイドライン ②つくりかた編」を市の公式サイト上で公開した。同市は制作背景として2022年5月、市内のスーパーで大型看板が落下した際、安全点検だけでは難しかった、看板製作の作り方から変えないと、事故は防げなかったと気付いたことを理由にあげる。この課題に対し、ガイドラインは屋外広告物製作時における留意事項を分かりやすくまとめている。
 
 同市は近年の屋外広告物を取り巻く状況を踏まえ、19年3月に屋外広告物条例の一部を改正、屋外広告物の安全点検の見直しを行うなど安全管理を強化してきた。
 23年4月には屋外広告物の管理に欠かせない〝点検〟に関する考え方や点検ポイント、劣化に対する対処などをまとめた「静岡市屋外広告物安全点検ガイドライン」を制作。市の公式ウェブサイト上で公開した。
 第2弾となる「つくりかた編」の制作に携わった担当者に背景やポイントなどを聞いた。

「つくりかた編」制作の背景
 22年5月、市内のスーパーで大きな壁面看板が落下した。この看板はアルミ複合板、鋼製フレームで構成し、建築物にビス止めされていた。看板が落下しなければ、このビスを点検することができない作り方になっており、屋外広告物の作り方を変えていかないと、事故は防げないことに気付いたからだ。
 本市では一昨年度、屋外広告物の事故を防ぐために「安全点検ガイドライン」を制作してきたが、昨年度は、安全点検だけでは対応できない作り方に絞った「つくりかた編」を制作した。つくりかた編は、設計図など(仕様書を含む)を作成し、「その通りに作ること」「安全点検できるように隠ぺい部をなくすこと」「建築物に依存している屋外広告物は建築基準法を遵守すること」といった3点を大きなポイントに掲げた。…

取材内容の詳細は総合報道2024年5月15日号に掲載しています

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