南青山で看板、外壁落下 木材の劣化、腐食が原因か

南青山看板落下

 8月23日午後3時45分ごろ、東京都港区南青山でラーメン店の2階部分に設置されていた外壁面および看板が落下。近くを歩いていた男性がけがをした。また一時4人が閉じ込められたが、数十分後に全員が救助された。。今回は落下事故を振り返りながら、看板および外壁のスペック、取り付け方法を確認。原因、対策をひもといた。

 落下したのは外壁およびそれに設置されていた六角形看板、カルプ文字および突き出し看板だった。
 看板が設置されていた建物の素材は木下地、モルタル仕上げ。落下した原因は、ふかし壁が経年による劣化や雨の侵入により腐食したと考えられる。
 ラーメン店の運営会社を傘下に置く外食企業によると、当日に落下物を回収し、警察で計量、保管場所に移動。電気の絶縁処理、養生を行った。翌日、二次被害懸念のため落下の恐れのあるものを撤去。さらに建物および屋根上の調査をした。
 同店は改装オープンして2年、設置後の点検は未実施だった。

【看板のサイズなどスペックや、業界関係者が分析した原因や対策は、総合報道2024年9月25日号に掲載】

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