【東京都】屋外広告物の点検報告書の様式変更を発表。施行は令和8年4月

東京都は3月25日、屋外広告物の継続等の許可申請時に提出する点検報告書様式を改正したことを発表した。
都は、風水害の頻発化・激甚化に備えるため、「TOKYO強靭化プロジェクト」において、強風対策として看板等の飛散防止に向けた点検強化を促進することとしている。
都で一定規模以上の看板等の屋外広告物を設置する場合は、条例に基づく許可が必要であり、既に設置されている屋外広告物の継続等の許可申請時には、安全点検を行って、報告することが義務づけられている。
このたび、より一層屋外広告物の安全性の確保を図る観点から、点検項目を明確化・具体化するなどした。
改正のポイントは下記の通り。
・点検項目が現行の6項目から18項目に増加。
・点検結果の判定方法が、2段階(異状の有・無)から3段階(良好・経過観察・要改善)になる。
・点検結果が要改善の場合は、許可申請前に補修が必要になる。
今後の予定は今年7月頃に改正内容に関する事業者向け説明会を実施(詳細は後日都市整備局ホームページ等で発表)。来年4月1日に改正都規則の施行(新しい点検報告書様式の使用開始)となる。