【宇都宮市】屋外広告物の禁止地域を指定、7月から適用
栃木県宇都宮市は屋外広告物を禁止する地域を新たに指定した。7月1日より適用となる。
LRT(次世代型路面電車システム)沿線の中でも、特に宇都宮を印象付ける雄大な自然景観を望める鬼怒川周辺のエリアについて、新たな野立広告物などの掲出を防止し、遠く広がりのある眺望や今ある田園風景の保全に取り組む。
対象区域は、右岸幹線水路から(仮称)作新学院北停留場付近までのLRTの走行ルートから展望できる区域(両側500mの範囲)。現在の「第1種許可地域」から「禁止地域」へ見直す。具体的な変更点は、自家用広告物(営業所や店舗の敷地内に掲出する広告物) は、敷地内掲出面積の上限がなかったものを、30㎡以内にする。自家用広告物以外(野立広告物等)は原則禁止となる。
家屋連続区域(家屋間の距離が50m以内の間隔で30戸以上連続している区域)については、現在の基準(第1種許可地域)で広告物の掲出ができる。
現在、既に許可を受けて掲出されている広告物については、禁止地域が指定された日から3年間は引き続き設置しておくことが可能。
※写真は鬼怒川温泉街の街並み(イメージ)