【厚労省】約3000の事業場で違法な時間外労働

 厚生労働省は5月7日、昨年11月に実施した過重労働に関する重点監督の実施結果を取りまとめ、公表した。
 今回の重点監督は、長時間の過重労働による過労死等に関する労災請求のあった事業場や若者の「使い捨て」が疑われる事業場などを含め、労働基準関係法令の違反が疑われる9120事業場に対して集中的に実施。違法な時間外労働があったものは2807事業場だった。
 このうち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が、月80時間を超える事業場数は640で、うち月100時間を超える事業場数は341、うち月150時間を超える事業場数は59、うち月200時間を超える事業場数は10あった。
 同省では違法な時間外労働等の労働基準関係法令違反が認められた事業場に対して、是正指導を行った。
監督結果の詳細:https://www.mhlw.go.jp/content/11201000/000775261.pdf

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