【厚労省】令和2年の熱中症による労災死亡者数は22人
厚生労働省は令和2年に発生した職場での熱中症の発生状況をまとめ、公表した。死亡者及び休業4日以上の業務上疾病者の数(以下合わせて「死傷者数」という。)は 959 人で、そのうち死亡者数は 22 人となっている。死傷者については、全体の4割以上が建設業と製造業で発生しており、入職直後や夏休み明けで熱への順化が十分でないとみられる事例や、WBGT値を実測せず、WBGT基準値に応じた措置が講じられていなかった事例もある。
死亡災害の発生件数は8月に集中しており、業種別に見ると、建設業が7人、製造業が6人という状況。死亡災害には、熱中症発症から救急搬送までに時間がかかっていると考えられる事例も含まれている。
■令和2年の熱中症の労働災害発生状況:https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000746739.pdf