【厚労省・国交省】令和4年度予算概算要求まとまる。CCUS普及などに4500万円
厚生労働省及び国土交通省は、建設業の人材確保・育成に取り組むため、令和4年度予算概算要求の概要を取りまとめ、公表した。
建設業の技能者の約3分の1は55歳以上となっており、他産業と比べて高齢化が進行している。若者や女性の建設業への入職や定着の促進などに重点を置きつつ、働き方改革を更に促進し、魅力ある職場環境を整備し、人材確保・育成を進めていくことが重要であるとし両者は、引き続き、連携して関係施策を実施し、建設業の人材の確保・育成に一層取り組んでいくとしている。
概算要求のポイントは次の通り。
人材確保面では、建設事業主等に対する助成金による支援に70.7億円、建設キャリアアップシステム(CCUS)普及・活用等を通じた建設技能者の処遇改善に45百万円など。
人材育成面では、中小建設事業主等への支援に5.2億円、地域建設産業の生産性向上及び持続性の確保11百万円など。
また、魅力ある職場づくりに向け、働き方改革推進支援助成金による支援に66.0億円、建設産業の働き方改革の実現に167百万円、建設業許可等の電子申請化に向けた環境整備300百万円など。