【中央日本土地建物、京阪HD】「淀屋橋駅東地区都市再生事業」着工
中央日本土地建物㈱と京阪ホールディングス㈱は7月8日、「淀屋橋駅東地区都市再生事業」の新築工事に着手。竣工は2025年5月、開業は同年夏ごろを予定している。敷地面積は約3940㎡、延床面積は約7万2850㎡、構造は鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)。規模は地下3階~地上31階で、用途は事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場としている。設計・施工は㈱竹中工務店が行う。
同事業では、中央日本土地建物が所有する「日土地淀屋橋ビル」と京阪ホールディングスが所有する「京阪御堂筋ビル」を共同で建て替え、エリア最高となる建物高さ約 150mのランドマークビルを開発する。ビルは、熱負荷の低減や調光制御、排熱利用のほか、VOID空間(吹き抜け)を活用した自然換気システムなどの省CO2技術を導入することで環境に配慮する。
計画は、御堂筋の街並みのルールをまとめた「御堂筋デザインガイドライン」に沿った魅力的な建築デザインとする。さらに、高さ約50mに形成された基壇部の軒線は、御堂筋の統一感ある景観を形成。夜間にはライトアップも計画する。
同計画は、22年4月には国土交通大臣から優良な「民間都市再生事業計画」として認定を受けた。