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【日本交通文化協会】560作品目となる陶板レリーフのパブリックアートを企画。京急空港線 羽田空港第3ターミナル駅の地下2階上りホーム壁面に設置、10月3日から公開

 (公財)日本交通文化協会は、560作品目となる陶板レリーフのパブリックアートを企画。京急空港線 羽田空港第3ターミナル駅の地下2階上りホーム壁面に設置、10月3日から公開した。
 このパブリックアートは、外国人の方々を空港外で最初にお迎えする場所に設置されたもので、作品名は「煌めく希望、KEIKYU」。人類最古の壁画技法であるアフレスコ画を極めた洋画家・絹谷幸二氏が原画・監修を務め、陶板レリーフはクレアーレ熱海ゆがわら工房が制作した。
 サイズは縦2×横7.5m。訪れる人々の旅を明るく照らす太陽とともに、空を飛び交う旅客機が表す羽田空港のにぎわい、富士山や咲き誇る河津桜、東京湾やヨットが浮かぶ葉山の海、厄除けとして知られる川崎大師など、京急沿線の魅力あふれる風物や観光地を描いた。造形面では、力強く生き生きとした原画の筆のタッチやスピード感を意識して土を形作り、太陽の中心をあえて丸にせず、方向性を持たせることで、光の動きとエネルギーの広がりを表現。奥行きの造り方に工夫を加えることで、モチーフごとの距離感と風景全体に動きを持たせた。原画の持つ躍動感あふれる豊かな色彩は約70種類の釉薬を組み合わせ、隣り合わせたピースの色合いを確認しながら釉薬のレシピを調整、繊細な焼成を繰り返すことで、独特の発色を創り出した。
 特に釉薬では表現が難しい赤、黄、オレンジも鮮やかに仕上げたほか、中央の飛行機の尾翼には「海鼠釉(なまこゆう)」、葉山の海や山には「織部釉」、川崎大師には日本最初期の釉薬である「灰釉」をアレンジ、日本特有の釉薬による色彩表現が楽しめる。

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