【NoMAラボ】「なみえの記憶・なみえの未来」アートの第2弾をJR浪江駅に設置
(一社)NoMAラボは5月27日、「ゼロになった町」福島県浪江町で住民が残したい記憶と創りたい町の姿を屋外アートとして町中に掲出する「なみえアートプロジェクト『なみえの記憶・なみえの未来』」の第2弾アートをJR浪江駅前に新設された「浜通り地域デザインセンターなみえ」の外壁に掲出した。
第2弾アートのテーマは、残したい「なみえの記憶」が、浪江町の住民のヒアリングにより、町の花コスモスが咲く浪江の町中を子供も大人も参加して走った『コスモスマラソン大会』に決まった。つくりたい「なみえの未来」は『モビリティでつくるなみえ』をテーマに、「スマートモビリティ、自転車、馬まで多様な移動手段と、太陽光や風力など多様な新エネルギーによって町が創られ、こどもからお年寄りまで多様な人が集い、交わり、賑わう」という想いをアートにすることにした。
アート制作は㈱ヘラルボニー。「なみえの記憶『コスモスマラソン』」は衣笠泰介氏(京都府)、「なみえの未来『モビリティでつくるなみえ』」は伊賀敢男留氏(東京都)が描いた。
第2弾アートは日産自動車㈱の協賛、朝田木材産業㈱の協力のもとに実現。お披露目は同日に開催された「浜通り地域デザインセンターなみえ」のオープニングセレモニーの一環として吉田浪江町長、協賛企業の日産自動車の土井常務執行役員、ヒアリングに参加した住民などが参加して行われ、住民が残したい浪江町の記憶と創りたい浪江町の未来が鮮やかな色合いで表現されたアートが除幕により公開された。