【中小企業庁ほか】第3回「アトツギ甲子園」を3月3日に開催。最優秀賞は㈱グリーンエルムの西野文貴氏
中小企業庁および第3回「アトツギ甲子園」運営事務局(〈一社〉ベンチャー型事業承継)は3月3日午後1時から、第3回「アトツギ甲子園」の決勝大会を東京・港南の品川グランドホールで開催した。当日は100人以上が現地で観覧、オンライン(YouTube)配信も同時実施し、地元の出場者に応援メッセージを送るなど多くの人たちが視聴した。
「アトツギ甲子園」は、39歳以下の中小企業後継者が、家業の経営資源をいかした新規事業アイデアを競うピッチイベント。実際に実現された事業だけでなく、アイデアだけの段階でもエントリー可能。今年度は全国各地から192人がエントリー。西日本(2月3日)、中日本(2月10日)、東日本(2月17日)の3ブロックで、書類選考を通過した15人ずつの総勢45人が地方大会に進出。そこから同大会を勝ち抜いたファイナリスト15人(各ブロック5人ずつ)で実施された。
審査は①新規性、②実現可能性、③社会性、④継承予定の会社の経営資源の活用、⑤熱量・ストーリーの5項目。ピッチイベントは前半が8人、後半7人で行われた。プレゼン時間は4分(規定時間をオーバーした場合は減点の対象)。その後、審査員との質疑応答(6分間)が設定された。今回の最優秀賞(中小企業庁長官賞)は㈱グリーンエルムの西野文貴氏が選ばれた。プレゼン名は「林学博士が挑む! 経済と生態系を循環させる『里山ZERO BASE』」。
(写真は中小企業庁長官賞パネルを持つ西野氏=中央)