【リンテックサインシステム】「第30回サテライト会」を東京ビッグサイト会議棟で開催

　リンテックサインシステム㈱は10月13日午後3時から、「第30回サテライト会」を東京ビッグサイトの会議棟で開催した。

三宅英樹氏

　当日は、リンテック製品ユーザーや販売会社など約50人が参集。冒頭、リンテック㈱執行役員事業統括本部産業工材事業部門長・三宅英樹氏が「街はコロナ前の人流に戻ってきているが、世界情勢が不安定で、原材料やガソリン価格の高騰が景気浮揚に水を差している。そんな中、リンテックサインシステムは4月から新体制となり、更なる販売力強化に努めている。皆様の忌憚のないご意見・ご要望を聞きながらサービス向上を図りたい」と挨拶。

石見公祐社長

　第1部として、石見公祐社長がセキスイサインシステムから続く同社の歴史を振り返りながら、「当社とプリンテック㈱が合流し、新たなスタートを切った。『原点回帰、そして再び挑戦を』を経営ビジョンに掲げ、当社の持つ販売力と現場力をミックスし、皆様に最適な製品を提案していく」と、リンテックサインシステムの全体方針を発表した。
　続いて、事業企画マーケティング部の村岡崇明氏が、デジタルプリント用メディア＆ラミネートフィルム「Graphical（グラフィカル）」の新カタログを紹介。再生PET樹脂を基材としたウインドー装飾フィルムやバイオマス素材を配合したPVCシリーズ、特殊粘着メディア、デジタルプリント壁紙の新シリーズなど新収録された20種類の製品について、来場者にサンプルを配布して解説。リンテック㈱研究開発本部粘着材料研究室の日野枝保氏は、製品耐候性の検証や方向性など、研究所の取り組みについて語った。
　第2部は、リンテック㈱産業工材事業部門建装材営業部・村山圭一郎課長が、企業の環境への取り組みと新製品の開発状況を解説。100％のリサイクルPET製品の製品開発や剝離紙の製造工程の無溶剤化を図っているという。
　GMGジャパン㈱の金吉淳一シニアマネージャーは、「カラーマネジメントを活用した色の管理と遠隔協業出力のご提案」の演題で、人手不足や運送問題を踏まえた他社間の遠隔色合わせを行うソフトウエアを紹介した。
　懇親会は、会場を会議棟8階のイタリアンレストラン「アルポルト」に移し、6時から開催。SIG営業部・月脚正広統括部長の乾杯で開宴した。和やかな歓談の中、㈱K3・君和田重則COOの中締めで7時に散会した。