【新広美】屋外広告タウンミーティング2023inにいがた
新潟県広告美術業共同組合は10月17日午後3時から、「屋外広告タウンミーティング2023inにいがた」を新潟市中央区のクロスパルにいがたで開催した。
タウンミーティングは今年で6回目となるが、これまで安全面の議題が多かった中、初めて”景観美化”をメインテーマに据える。
第1部は京都市立芸術大学 藤本英子教授による講演会。演題は「地域にあった景観形成における屋外広告の役割」として、同氏が全国から集めた「景観美化」に寄与した、または問題になった屋外広告の掲出例・改善例などを紹介。
第2部は看板パトロール。テーマは、改修中の新潟駅から古町に向かって伸びる国道約2kmの活性化プロジェクト「にいがた2km」【後日詳報予定】。開港150周年を契機に始まった同プロジェクトは、都市再生・景観形成の計画も含まれ、新潟市都市政策部都市政策課まちづくり推進課加藤健二主査が、これに伴い屋外広告掲出に制限がかかることを説明した。引き続き登壇した藤本氏は、事前に新潟駅周辺を調査・撮影し、景観美化の観点からプロジェクト圏内で改善すべきものを指摘。原色の外壁や巨大な企業ロゴなどは改善の余地があると提言した。
第3部のパネルディスカッションは「屋外広告物における行政の問題点、業界の問題点を可視化し、安全で美しい景観形成のために相互協力で問題解決の糸口を探る」をテーマに藤本教授、榎田栞氏(新潟県土木部都市政策課)、加藤主査、井越涼氏(長岡市都市整備部都市政策課)がパネリスト、三浦正昌氏(新広美相談役)がコーディネーターとして登壇した。
【詳しい取材内容は総合報道2023年●月●日号に掲載】