【サインの森】サインデザイン基礎コース 1日目の講義をレポート
(一社)サインの森は6月20日午前9時から、サインデザインに特化したスクール「第1回 サインスクール サインデザイン基礎コース」を東京・千代田区のアーバンネット神田カンファレンスで開催。北海道から沖縄まで全国各地から、デザイナー、営業、図面製作、施工、事務など様々な業務に携わる20人が出席した。
担当講師は氏デザイン主宰・前田豊氏。講義は同氏の手掛けた事例を紐解きながら、サインデザインの構成要素を語る5コマで構成された。
1コマ目のテーマは「サインシステム」。前田氏は、サインにおいて最も重要なのは「アイデンティティ」の構成とし、サインを通じて「考え方」を提案していくことが大切だと説いた。例えばカラーを絞り込む、素材をユニークなものにすることなどで、アイデンティティが形成できることもあるという。
講義だけでなく実技も豊富に取り入れた。「空間に色つけることでゾーニングが明確になる」と図面への塗り絵を実施。また、グリッドデザインシステムや、余白率の高さや記号を大きくするなどサイン独特のレイアウトを解説し、サインやリーフレットをパズル形式で組む課題、フォントの模写を取り入れた。
21日、22日は、八島デザイン主宰・八島紀明氏の講義が行われ、参加者はフィールドワークを通して実際にデザインを作成した。