【エコスリージャパン】第1回インクジェットフォーラムを開催 多数のユーザーが参集
エコスリージャパン㈱は、2日午後3時から、「エコスリーユーザー会 インクジェットフォーラム」を港区のクロスコープ新橋内幸町で開催した。
第1回目となるインクジェットフォーラムは、エコスリーユーザー会員で、同社インクジェット製品を導入している企業を対象としたセミナー。当日は全国から約70人が参集した。
冒頭、ユーザー会の西川誠一会長は「アグフアユーザー会として2002年に8社でスタートし、現在では300社を超えるまでに成長した。本日は第1回のインクジェットフォーラムということで、非常に若く勢いのある会社が集まった。今日はそれぞれプロとしての悩みや将来に向けての展望など、ざっくばらんに語り合えるような場となればと思う」と挨拶。
続いて、岡本社長が「エコスリージャパンのインクジェットビジネスと今後の展望について」の演題で講演。まず同フォーラムの開催経緯について「増加するインクジェットのお客様に向けて、専門的な業界情報、インクジェット新技術情報を提供し、お客様同士のネートワークを構築する場としてこの度発足した」と話し、同社の歴史や印刷市場について解説した。
また新製品情報として、最大毎時672㎡の生産性を持つ5m幅ロールUVプリンター「JETI CONDOR(ジェットアイ コンドル) RTR5200」と、フルオートメーションを実現する超高速UVインクジェットプレス「ONSET GRIZZLY(オンセット グリズリー)」を披露。日本での本格展開を発表した。
基調講演は、キングプリンティング㈱の光弘祐紀社長が、「100年企業が考えるこれからのサイン&ディスプレイ業界について」のテーマで登壇。手書きの映画看板から、大型オフセット印刷機の開発、インクジェットプリンターの導入により業容を拡大してきたあゆみを紹介しながら、「コロナ禍を経てネット購入が一般化した今、お客様である店舗は〝体験〟をキーワードに行くだけの価値がある魅力的な商環境作りを模索している。このニーズに寄り添い、我々の技術で課題解決する意識が求められていくのではないか」と語った。
その後、ドイツ・デュッセルドルフで6月に開催された印刷関連資機材展示会「drupa 2024」を、プリント&プロモーションの中村真己氏がレポート。会場の雰囲気や様々なメーカーの新製品情報を紹介した。