【武藤工業】製品内覧会「MUTOH祭」を東京・五反田で開催

 武藤工業㈱は、内覧会「MUTOH祭」を7月24・25日の2日間、東京・五反田のTOCビルで開催した。
 内覧会では、同社製品を一堂に展示。エコソルベントプリンターでは、64インチのフラグシップモデル「XpertJet 1682SR Pro」や54インチモデル「XpertJet 1341SR Pro」、現在国内で唯一の2.6m幅「ValueJet 2638X」の実機を用意。
 UVプリンターは同社最大の4×8板に対応するフラットベッドUVIJP「PerformanceJet 2508UF」、1420×700㎜のミドルサイズフラットベッド機「XpertJet 1462UF」、小型フラットベッド機「XpertJet 461UF/661UF」、リジット・ロール両対応の「ValueJet 1638UH Mark II」などを披露した。
 同社独自の様々な素材にプリントできるMPインクは、エコソルインクと同等の耐候性(オレンジインクを除く)を持ちながら、凹凸感なく熱・曲げにも強いインク。搭載モデルとして、1.6m幅「ValueJet 1628MH」、小型タイプ「ValueJet 628MP」を紹介した。
 今回の内覧会では、6月にドイツで行われた「drupa 2024」で発表された「HydrAton 1642」が参考出品された。搭載するインクは、富士フイルム社が開発した水性インク中に光硬化性樹脂を安定的に分散させる「AQUAFUSE技術」を用いたUV硬化性水性インク。水性ベースインクで、高温の熱を使用することなく光照射で硬化するもの。平滑性が高く、様々な基材に密着、高い耐擦性や延伸性を持つ。武藤工業では、壁紙出力を用途として想定。年内の発売を予定している。
 このほか、3Dプリンターやカッティングプロッターが出品されたほか、協力メーカーが最新製品をPRした。また、当日は特別セミナーを開催。SVHC(高懸念物質)フリーで、作業者への健康・環境に配慮した新型UVインク「US61」の紹介などが行われた。
 同展は2日間で、販売会社やプリンターユーザーを中心に約400人が来場した。

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