【石井幹子デザイン事務所】Maison&Objet, Parisに向けたプレス会を開催
皇居外苑や東京タワーのライトアップなどを手掛ける照明デザイナーの石井幹子氏は9月2日、業界関係の記者を集め、9月9日~13日までフランス・パリで開催される「Maison&Objet, Paris(メゾン・エ・オブジェ)」のプレス発表会を開催した。
メゾン・エ・オブジェは、インテリア・デザインの大規模見本市で、石井氏は娘の石井リーサ明理氏と共同で、光の最新トレンドを紹介する特別展示「LIGHT TREND 2021」をプロデュースすることとなった。
プレス会の当日は石井氏、明理氏(オンライン)のほか、協力する関係各社の幹部も参加。照明関係ではスタンレー電気㈱の代表取締役専務の田辺徹氏、執行役員の寒河江正浩氏、オフィス関係では㈱オカムラの代表取締役社長執行役員の中村雅行氏、寝具関係では㈱エアウィーブの代表取締役会長兼社長の高岡本州氏が登壇した。
石井氏は「メゾン・エ・オブジェは、インテリアのこれからの動向が分かる大展示会だ。年々、光に対する関心は高まっており、光の扱いで商品の見え方が変わり、より良く見えたり、人々の暮らしや健康増進にも寄与する。展示会では日本とヨーロッパの光に関連する最先端の素材や家具、オブジェを紹介していく」と話した。
次に明理氏が「コロナ禍を迎え、あらゆる分野でパラダイムシフトの契機となった。今回のLIGHT TREND展では、照明の在り方、光と人の関係などの既成概念をリセットしたポストコロナ時代に向けた照明を紹介していく」と述べた。
協力会社各社の出展説明の後、最後に石井氏は「コロナ禍が続き、日本全体に暗い雰囲気が立ち込めているが、最先端なものをつくっている会社があるということも、伝えていきたい」と結んだ。