【ヘラルボニー】「鳥肌が立つ、確定申告がある。」をテーマとする交通広告を掲出
㈱ヘラルボニーは1月31日から、「鳥肌が立つ、確定申告がある。」をテーマとする交通広告を掲出した。掲出場所は、国税庁へとつながる東京メトロ千代田線・霞ケ関駅A13出口付近、東京メトロ駅構内3ヶ所と、同社本社の所在地である岩手県盛岡市のJR東日本・盛岡駅の計4ヶ所。
今回の広告は、「異彩を、放て。」をミッションに掲げる同社が「異彩(イサイ)の日」のソーシャルアクションとして行うもので、知的障害のある同社の契約作家の家族から届いたエピソードを掲載している。
掲出期間は東京が1月30日~2月5日、岩手県は1月31日~2月6日。
■コピー全文
「息子が扶養の基準を超えて、確定申告することになりました」
重度の知的障害がある方のご両親からの連絡だった。日本には、雇用契約に基づく就労が難しい知的障害や身体障害のある人に対して、事業所で職業訓練に就くことを支援する制度がある。そこで支払われる平均賃金(工賃)は、月額1万5776円*。
ヘラルボニーは、主に知的障害のある作家とライセンス契約を結び、彼らのアート作品をファッションやインテリアに落とし込み、販売している。
強い個性があるからこそ、描ける世界がある。障害があるからこそ、歩める人生がある。そう信じて走り続けてきた。確定申告の連絡を受けた時、思わず鳥肌が立った。
これは、ただの確定申告じゃない。世界の前進を教えてくれる、確定申告だから。きっと、世界はもっと鮮やかに塗り変えられる。作家の異彩と、わたしたちのアイデアで、障害のある人の可能性を、生き方を、未来を、描いていくんだ。
*就労継続支援B型の場合
出典元:厚生労働省 障害者の就労支援対策の状況(令和2年度)
1.31 異彩の日 by ヘラルボニー