【クロススペース】“3D巨大猫”で知られる『クロス新宿ビジョン』が人流の画像や空間データのAI解析を導入

　クロス新宿ビジョンを運営する㈱クロススペースは、㈲サーチが提供する屋外広告視聴者データ可視化サービス『OOH Analytics』の利用を開始した。
　クロス新宿ビジョンは2021年に設置されて以来、世界一の乗降客数を誇る新宿駅の新たな観光名所として数多くの歩行者がビジョンに目を止め、またカメラ撮影をしているが、従来は過去の調査に基づく周辺滞在者数の把握にとどまり、リアルタイムな視聴者数を把握することは不可能だった。今回導入する『OOH Analytics』では、「AI画像解析データ」に加えて「Wi-Fiシグナルデータ」「位置情報属性データ」を“最小粒度15秒ごと”に計測。日時分秒単位の視聴者数とその属性を把握し、データを蓄積することで屋外広告であってもネット広告と同等の視聴者データ（視聴者数・性別・年代・来訪回数・視聴秒数・視聴態度など）を把握することができ、広告出稿者は簡易かつ直感的に「出稿前のシミュレーション」「出稿中の経過モニタリング」「出稿後のレポート作成（効果検証）」などが可能になる。
『OOH Analytics』により提供されるビッグデータは、イベントや壁面広告のシミュレーションや効果検証にも用いることができ、さらに同社では『OOH Analytics』にて蓄積したビッグデータをもとに「プログラマティックDOOH広告枠」の販売システムを開発している。