【DNP、東芝エレベータ】エレベーター内デジタルサイネージの運用を開始

　大日本印刷㈱（DNP）と東芝エレベータ㈱は、2021年1月より共同開発してきたマンションやオフィスビル向けのエレベーター内デジタルサイネージの運用を10月6日に開始した。
　東芝エレベータは、デジタルサイネージ機器のメンテナンスなどを、DNPは表示用コンテンツの作成や広告集稿などを担当する。
　特長は、動画・静止画・テキストを組み合わせたコンテンツを制作し、それぞれの地域や生活者に合わせた最適な情報を提供。またセンサー付きカメラを備え、デジタルサイネージの視聴状況や、カメラの映像から推定される仮想的な属性を把握するセンシング機能を有し、データに合わせて、適した広告やコンテンツの配信を行う。
　同サービスは、デジタルサイネージに表示する広告を中心としたビジネスモデルとなっており、東芝エレベータが、エレベーター内デジタルサイネージを設置し、貸し出す契約。マンションや施設のオーナーは、導入や運用のコストが不要になり、モニターの電気代などの負担だけで開始可能だ。
　両社は、東京・大阪・名古屋の都市圏を中心に、東芝エレベータがエレベーターを設置したマンションをはじめ、オフィスビル・商業施設・公共機関などに向けて、エレベーター内デジタルサイネージを提供。初年度は1500台を導入し、2022年度末までには5000台の導入を目指す。