【アートリンク】金属板へのUVプリントサービスを開始

 ㈱アートリンクはこのほど、金属に対するUVプリントサービスを開始した。
 これまでのUVプリントは、金属との相性が悪く、印刷しても剥離しやすいという課題があった。同社はそこで、ベースに対するコート処理に試行錯誤を重ねた結果、金属への強定着性を維持できる下地処理方法を確立した。
 今回、開発した「Lib処理」は金属や樹脂素材の表面を荒らすことなく、インクを定着させることが可能。かつ下地処理剤を塗布することで、より強固なインク定着性を実現した。これにより、インク定着の弱かったアルミ板素地やステンレス板、スチール板へのUVプリントを剥離が起きない強定着で仕上げられる。さらに金属板素地だけでなく、ラッカー塗装面などに対しても同処理を実施することでインク定着を強固にできるという。
 同社は今後もこれらの技術を応用し、金属素材だけでなく、これまでインク定着が悪いとされてきた様々な素材に対し、耐久性の高いUVプリントサービスを実施するための検証を続けていく。
 金属板UVプリントサービスでの最大印刷サイズはW900×H900×D約45㎜(平滑面のみ印刷可能)。屋外耐候性は約3年相当としている。

(写真は塗装したスチール板へのUV印刷サンプル)

 

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