【ローランド ディー.ジー.】「TrueVISシリーズ」の新製品を発表

 ローランド ディー.ジー.㈱は3月1日、大判インクジェットプリンター「TrueVISシリーズ」の新製品として、フラグシップモデルとなる8色インク対応のVG3シリーズ「VG3-640/540」と、幅広い顧客に受け入れられる価格帯を実現した4色インク対応のSG3シリーズ「SG3-540/300」の計4機種を世界同時発表した。23日から販売を開始する予定。
 新製品は、従来のハード設計を徹底的に見直し、ゼロベースで開発された新プラットフォームを採用。筐体の剛性を従来比約4倍に高めると共に、今まで以上に正確かつ安定したインク滴のドット形状と着弾位置のコントロールを実現している。
 フラグシップモデルのVG3シリーズは、新しいインクセットCMYKLcLmOrGrを採用。特色のオレンジやグリーンによる色域の広いカラー表現と、ライトシアンやライトマゼンタによる粒状感を軽減したより滑らかな色合いを可能にした。製品本体の優れた色再現性とTR2インクの広い色域を最大限に引き出す新開発の印刷設定「True Rich Color 3」は、ひとつの作品の中で「鮮やかさ」と「自然さ」の相反するふたつが共存する表現を実現。新しく開発されたセンターとサイドのピンチローラーの採用により、メディアを抑える圧力のさらなる最適化を図ることで、Print & Cutの品質も向上させた。
 視認性が高く、使いたい項目に簡単に素早くアクセスできるカラー液晶タッチパネルや、メディアの斜行を抑えより簡単かつ正確にメディアのセットを行えるメディアセットサポート機能を搭載。安定した印刷品質と作業負担を軽減するメディアギャップ補正と送り補正の自動化にも対応し、スマートで安定したワークフローを提供する。
 さらに、クラウドベースのサービス「Roland DG Connect」との連携を見据えた設計を採用している。

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