【マルコプラン】台湾・LINTOR社製IJPの日本総代理販売を開始
システムや各種アプリケーションの開発を手掛ける㈱マルコプランは、このほど台湾・LINTOR社製インクジェットプリンターの日本総代理販売権を取得。5月からロールtoロールUV-LEDプリンター「LDP RAPTOR 2」シリーズの販売・サポートを開始した。
LINTOR社は、台湾において20年以上にわたり産業用プリンターの開発・製造を行っているメーカーで、国内においても販売実績がある。堅牢な躯体で正確な巻取りを特長とするほか、搭載するインクを自社開発している。
今回販売を開始したのが、出力幅3.2mの「LDP RAPTOR 2 P3」と5m幅の「同 P5」。国内メーカー最新プリントヘッドを搭載し、高画質・高生産化を図ったモデルで、ユーザーの用途に合わせてプリントヘッドを6~20個の間で搭載数を選択できるのが特長。最大解像度は1200dpi、最小構成6ヘッドのプロダクションモードで、60㎡/hの出力速度となる。
自社開発の「Hybridインク」は、印刷ターゲットに合わせて3タイプを用意。促進耐候試験で300時間(実曝4年半~5年相当)終了後も肉眼でほぼ退色が認められない高耐候「H7」、高密着「S3」、伸縮性に富む「S6」をラインアップする。いずれもUVインク特有の臭気を大幅に低減。色はCMYK、LcLm、ホワイト。「S3」「S6」ではバーニッシュインクも用意している。
マシンは静粛性に優れるほか、印字面周辺についたバキュームにより弾力性のある素材にシワや変形なくプリント可能で、多層印刷にも対応。「P5」はリニアモーター駆動となっている。(写真は「LDP RAPTOR 2 P3」)