【エプソン】インクジェットデジタル捺染機Monna Lisa(モナリザ)シリーズの最新機種「ML-32000」を6月22日から発売
エプソンは、インクジェットデジタル捺染機Monna Lisa(モナリザ)シリーズの新製品として高生産性と高い印捺品質、安定稼働を実現した『ML-32000』を6月22日から発売した。
同機は、PrecisionCoreプリントヘッドを32個搭載し、標準モードで毎時423㎡(600x600dpi–2Pass)の生産性を備えた「Evo Tre 32」の後継機。各プリントヘッドチップの波形を個別に制御する「Dynamic Alignment Stabilizer」技術により、高精度かつ高密度のドット配置を行い安定した印捺品質を提供。また8色のインクを左右対称に配列することで双方向印捺時も同じ順序で色を重ねられるため、色ムラのない仕上がりを実現。ベルト送り距離を自動検出し送り量を調節する「Accurate Belt Position Control」技術と併せ、高い生産性を維持しながらもグラデーションや精緻で複雑な幾何学模様も、高品質で美しい印捺を実現する。
また、インクミストを吸引ファンが排出し、ノズル表面にインクミストが付着するのを防ぐ。2種類のセンサーを搭載。万が一、布にしわや折れなどが発生した場合でも、センサーが検知し、即座に印捺を停止して、ヘッド擦れを防止するほか、高精度なプリントヘッド位置合わせ機構により短時間でヘッド交換作業ができるという。
同社は、新商品を含むMonna Lisaシリーズの販売台数として2025年までに国内市場で累計80台を予定している。