【PIJIN】戦艦ミズーリの記念館で日本発の多言語化技術を採用
㈱PIJINは、同社が開発・運営を手がけている多言語表示サービス「QR Translator」が、ハワイ・オアフ島の「戦艦ミズーリ記念館(Battleship Missouri Memorial)」にて、一般公開されている甲板、艦内や埠頭の展示情報を多言語化するために、展示パネルに導入されることを発表した。
「QR Translator」は、PIJINが開発・提供しているQRコードを使った多言語表示サービスで、ユーザー端末(スマートフォン)の設定言語が自動認識され、自動的にユーザーの使用言語に合った翻訳文を表示・音声読み上げを行う。利用者にとっては通常のQRコードと同じなので専用アプリは必要なく、サービス提供側にとっては多くの言語で看板や印刷物を個別に制作する必要がなくなる。また、表示される翻訳文に間違いが見つかった場合でも、クラウド上から修正を行えば、QRコードを再印刷することなく、テキストと音声の両方へ自動反映させることが可能だ。
オープン以来、世界中からの累計来館者数は900万人にものぼり、アメリカ本土以外からもたくさんの観光客が訪れる同館。そのため、言語に関係なく、誰でも簡単に情報に触れてほしいという思いから、新旧展示パネルの入れ替えと追加のタイミングに合わせて、省スペース・多言語で音声にも対応した「QR Translator」を採用することになったという。
▼英語(原文)、日本語、中国語簡体字、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ベトナム語、ロシア語、ウクライナ語の10言語に対応している。