【doda】スキル年収マップ「技術・専門職(建設・建築・不動産)編」を公開
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア㈱は4月20日、同社が運営する100万件の転職統計データを活用した求人要支援サービス「HR forecaster(エイチアール フォーキャスター)< https://hr-forecaster.jp/ >」において、職種×スキルの平均年収がわかるデータ「保存版ハンドブック スキル年収マップ」の第5弾「技術・専門職(建設・建築・不動産)編」を公開した。
平均年収が最も高い職種は、土地を買い取り、分譲して戸建・マンションを建築・販売する「不動産開発」で、667万円。2位は、施設や工場の機器、環境を管理する「工場ファシリティ・ユーティリティ・労働安全衛生」で597万円、3位は石油・化学など、工業活動に必要な素材や資源を作り出すための生産設備を建設・管理する「プラント」で550万円となった。
また、企業が技術・専門職に求める資格のうち、保有者の平均年収が最も高いのは、「技術士(建設部門)」で750万円。「技術士(建設部門)」は、建設・土木分野で最難関と言われる国家資格であるため希少性が高く、さらに同資格を有していると予算規模が大きいプロジェクトや政府系案件に関わる機会が増えるためと推測されている。2位は電気設備の保安監督を行う「電気主任技術者第1種」で748万円、3位は空調設備や給排水設備などの配管工事の施工管理を行う「管工事施工管理技士1級」で670万円となった。「電気主任技術者第1種」、「管工事施工管理技士1級」の平均年収が高い傾向にあるのは、近年の大規模なビルや商業施設の建設増加によるものと考えられるという。
▼職種別平均年収。