【京急電鉄、DNP】羽田空港第3ターミナル駅と羽田空港第1・第2ターミナル駅にフルカラーの電子ペーパーを5月16日に設置

　京浜急行電鉄㈱（京急電鉄）と大日本印刷㈱（DNP）は5月16日午前11時から、羽田空港第3ターミナル駅、羽田空港第1・第2ターミナル駅の両駅でフルカラー版 「DNP 電子ペーパー Powered by E Ink」 を設置する。
　「電子ペーパー」は、電力をほとんど消費せず画像の表示や切り替えが可能な掲示ツールで、複数の画像を任意に表示可能なことから、駅時刻表や案内、PRしたい情報といった様々なコンテンツを需要に応じて表示できるが、これまではモノクロまたは表示面にあらかじめ着色のうえ、固有部分の単一カラー表示しかできなかった。
　このほど、3万2000色を表示できる「DNP 電子ペーパー Powered by E Ink」 の開発が進展したことから、実証実験の一環として羽田空港内の2駅に導入される。これにより、特急やエアポート快特といった列車種別が多数あり，フルカラーでの表示が必須な京急電鉄の駅時刻表を1台の電子ペーパーで平日・土休日を切り替えて表示することや、全国や世界各地から乗客が集まる立地に多様な案内が必要なことを踏まえ、状況に応じて様々な案内を表示するなど導入効果を検証しながら乗客の利便性向上を図る。なお、25.3型フルカラー版 「DNP 電子 ペーパー Powered by E Ink」 が導入されるのは国内初。
　両社は、案内ツール・駅時刻表として羽田空港第3ターミナル駅と羽田空港第1・第2ターミナル駅（第1ターミナル側）の2駅に設置、表示内容や見やすさなどを検証し、今後ほかの駅への設置を検討していく。

（写真は羽田空港第第3ターミナル駅への設置イメージ）