【関西学院大学・大栄衛生】不要となった飛沫防止パネルのリサイクルプロジェクトを実施

関西学院大学

 関西学院大学と㈱大栄衛生は6月28日、大学内で不要になった飛沫防止パネルの分別を行うリサイクルプロジェクトを実施する。
 5月に新型コロナウイルス感染症対策が緩和されたことを受けて、SDGs推進本部を設置する関西学院大学では撤去可能となった飛沫防止パネルのリサイクルを検討。また、学内にはKG SDGs キャンパスサポーターをはじめ、SDGsに関心を持つ学生が多くいることから、学生を巻き込んだ教育的取り組みに昇華することを構想していた。
 そこで環境保護の一環として飛沫防止パネルのリサイクル事業を模索していた㈱大栄衛生に協働を打診。今回のプロジェクト実現に至った。
 回収した飛沫防止パネルは主に4種類(アクリル樹脂、ポリカーボネート、PET樹脂、塩化ビニール)の素材が使われており、リサイクルするためには分別する必要があるが、目視での判別が難しく、多くの企業にとって分別作業自体の手間が課題となっている。㈱大栄衛生では専用の機器を導入することで負担軽減を実現。分別された飛沫防止パネルは再生原料として海外へ輸出される。今回のリサイクルにより、焼却処分をするよりCO2を約5.9t削減(※)できるとしている。

※環境省 「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」より算出

関連記事一覧