【アビックス】利用者属性ごとに表示を切り替えるサジェスト機能搭載サイネージ運用開始
アビックス㈱は7月5日、AIカメラを使用したサイネージの利用者属性分析システムにより、利用者ごとにリアルタイムにサイネージの表示を切り替える「サジェスト表示機能」をリリース。同システムを「イオンモール豊川」に、AIカメラ付きタッチパネルサイネージとして合計32面導入した。
サジェスト表示機能は、既にアビックス社が提供しているAIカメラ画像分析サービス「AIインサイト」のオプションメニューであり、デジタルサイネージのクラウド型配信システム「DiSi Cloud」と併用することで実現可能となった。全館案内等のタッチパネルにおいて利用者が検索時にタッチしたログデータを性別・年齢を軸に蓄積して、利用者の属性ごとに各ショップの案内やニュースを出し分けるなど、統計によるサジェスト表示をする。 また、統計によるサジェスト表示以外にも、マーケティングの一環として事業者側が意図した属性ごとへのアプローチや広告出し分けにも利活用を想定している。
例えば30〜40代の男性に向けたビールのCMをあらかじめ登録・設定しておき、AIカメラとリンクさせることで、実際にAIカメラが30〜40代の男性を認識すると、リアルタイムにそのビールのCMに切り替わり、放映される。このようにターゲット層に合わせた自動切換えで、デジタルサイネージの広告価値や媒体価値を向上させる試みだ。
また、店舗スタッフによる接客がしづらい店舗では、この機能を活用して接客の自動化を進めることができ、省人化店舗や無人店舗での活用が期待されている。