【ミマキエンジニアリング】アームロボ導入でオペレーターの作業時間を90%削減する、プリント自動化パッケージシステム「M2COA」シリーズを発表
㈱ミマキエンジニアリングは12月12日、同社製UVプリンタ製品と連動して自動的に印刷媒体(メディア)を配置・回収しオーダーグッズや工業製品のプリント工程を自動化するパッケージシステム「M2COA(エムツーコア)」を発表。12月下旬から日本国内での販売開始を予定している。
今回発表した「M2COA」は、「協働ロボット」を採用したアームロボ1台が最大3 台のプリンタと連動し、自動的にメディアを配置・印刷指示・回収するプリント工程自動化システム。単純なメディア配置作業を自動化することで、プリント工程のオペレーターの作業時間を約90%削減し、自動化が困難な後加工や品質検査の仕事も担え人手不足を解決します。また無人運転も可能で1日当たりの生産量を約20%増加することができるという。
さらに、DX化のボトルネックとなりやすいIT 人材の不足に備えて、「M2COA」はSIer(システムインテグレータ)などの専門業者なしで導入・移設ができるパッケージ製品とした。導入からオペレーターのトレーニング、及び定期点検や導入後の移設まで、同社のサービスネットワークにより場所を問わず一貫したサポートを提供。システムの操作は専用制御ソフト「M2COA PROCESS」一つで指示し、プリンタ・ロボット・RIP が連携して動作するため、高度なソフトの知識が無くとも運用することができる。
本体価格は1台935万円(税込。プリンタは別売)で、日本国内で年間30台の販売を見込んでいる。